ノロウイルス
ノロウイルスは、ウイルス性食中毒の原因である小型球形ウイルスに属し1960年代には、発見された土地の名前を冠してノーウォーク様ウイルスと呼ばれていましたが、2002年に国際ウイルス学会で新しくノロウイルスと命名されました。平成9年に食中毒の原因の1つとして追加されました。ノロウイルスは、感染者の排泄物等に大量に含まれ、下水から河川に排出されると、海で貝類に取り込まれ濃縮されていきます。その汚染した貝類を生のまま食べると感染します。酸性(胃酸)に強い抵抗性を示し、少量(10個~100個程度)を摂取しても感染しヒトの小腸粘膜で増殖するウイルスです。
ウイルスが口からはいってから1~3日で主症状は胃から腸へ運ぶ運動機能の低下による吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱(38度以下)といった症状が見られます。発熱、頭痛など風邪様症状が見られる場合もありますが比較的軽症です。幼稚園、保育所、学校、福祉施設等で集団感染しやく給食で、ノロウイルスによる大規模な食中毒が発生しています。お腹にくる風邪とよく似た症状です。 一般的に症状は1~3日で治まりますが、治っても2週間ほどは便の中にウイルスが排泄されます。ノロウィルスに効力のある薬剤がないので対症療法となりますので、免疫力の弱い乳幼児や高齢者は重症化しやすいので細心の注意が必要です。
感染はウィルスに汚染された飲食物を口にすることで感染します。またノロウイルスはヒトの腸壁細胞に感染して増殖し、ウイルスが腸管内に放出されます。。ウイルスは感染者の糞便と共に排出されるほか、嘔吐がある場合は胃にわずかに逆流した腸管内容物とともに、嘔吐物にも排出されます。糞便や嘔吐物がごくわずかに混入した飲食物を摂取したり、汚物を処理したときに少数のウイルスが手指や衣服、器物などに付着し、そこから食品などを介して再び経口的に感染します。またノロウイルスの場合、少数のウイルスが侵入しただけでも感染・発病が成立すると考えられており、わずかな糞便や嘔吐物が乾燥した中に含まれているウイルスが空気を介して(空気感染で)経口感染することもあると考えられています。
特に冬場は 貝類による感染が多い為十分に加熱してから食べ、生カキ等、生ものを極力食べないことが重用です。ノロウイルスは少量付着しただけで感染します。手が汚れていては、汚染をあちこちへ広げてしまい二次汚染の原因につながります。入室時、作業の前後の手洗いで、徹底的に汚れを除去しましょう。器具はまずはしっかり洗浄しよくすすぐことが大切です。その後の消毒については、次亜塩素酸ナトリウムや熱湯での消毒(85℃で1分以上)が推奨されています。毎日の健康管理は人からの二次汚染防止はとても重要で毎日のチェックが必要です。従事者に下痢、嘔吐、発熱の症状がある場合、または従事者の家族に同様の症状がある場合は、食品を直接取り扱う業務には従事させない決断が必要です。
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